NHK BSプレミアムで2009〜2019年にかけて放送された。
制作期間3日・カメラ1台・編集/合成なし・セットや小道具は自作 という厳しい条件のもと、番組が出す「お題」に沿ったコントを制作し披露する『お題コント』のコーナーも評判を呼んだ。
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Wonderland
KKTV8
2016年6月26日 放送
カテゴリー:小林賢太郎テレビ
仁さんの出演(7年ぶりの共演)が大きな話題となったKKTV8。
モチーフはタイトルからも連想される通り、不思議の国の「ALICE」。
大泉洋さんの衣装は水色のジャケットでアリスを、賢太郎さんは衣装が白・メイクも白塗りで白ウサギを彷彿させる。
随所に仕掛けがあり、ルイス・キャロルのアリスの物語と、ラーメンズの過去作品の両方を知っていると、いろんな意味で更に楽しめる。
また、ラーメンズ第15回公演「ALICE」で上演された「風と桶に関する幾つかの考察」のリメイク版も見ることができる。
ドラマの途中で挟まる賢太郎さんによる「大泉洋さんのモノマネ」は私のツボ。本人かと思った。
余談:「本」公演の読み聞かせコーナーで、賢太郎さんは大泉さんのモノマネも披露。「オレ、カエルやめるや」の
読み聞かせは、そのまま辻本さんとのモノマネ合戦に発展し会場は大いに沸いた。
お題コント「お化け屋敷」は賢太郎さんらしさが爆発。何度見ても面白い。そのからくりを知ってからもなお繰り返し見たくなる。
番組のエンディングには胸が熱くなった。
そこはワンダーランドから戻った現実の世界。仁さんの口から飛び出した「相方」というセリフ。
今は個々に活動している二人だけど、賢太郎さんの胸ポケット(=心の中)には、いつも仁さんがいるんだね!
・・・そう、私はラーメンズ馬鹿♪
■主な出演者:小林賢太郎/片桐仁/大泉洋/竹井亮介/辻本耕志/久ヶ沢徹
■演目:オープニング/wonderland 1/wonderland 2/お題コント 制作ドキュメンタリー/お題コント「お化け屋敷」/wonderland 3
■お題コント:お化け屋敷
コントにもドキュメンタリーにもグイグイと引き込まれた。「現象は何も起っていないのに観客が自分の中で(恐怖を)発生させている」という賢太郎さんの言葉がとても印象的だった。
今回のドキュメンタリーでは賢太郎さんの声にも魅了された。
舞台や収録コントではモノマネ含め様々な声色を使い分ける賢太郎さんだけれど、役を演じている時以外では落ち着いた低めの声を多く聞く。
辻本さんが以前「賢太郎さん、声低いよ」と話していたので、こちらがリラックスした時の素の声なのかも知れない。
今回のドキュメンタリーでは、その低めの声の中でもさらに「小声でもよく響く低音ボイス」が中心だった。
弦楽器の低音みたいな「響」だと思った。心地良かった。
お題コント「お化け屋敷」はコントそのものが物凄く面白い。
でもそれだけを単体で見せるのではなく、前後にドキュメンタリーを配置したことで、作品の持つ面白さが増幅したように思えた。
裏側を知り面白さの幅が広がったり、興味が増したり、新たな気づきがあったり、そんなワクワク感は作品との距離をグッと引き寄せる。
作品と相乗効果のある素敵な裏話は、これからもどんどん聞かせて欲しい。TAKEOFFの副音声イベントの時のように。
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2022/12/01
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