個展・イベント


小林賢太郎としての個展、イベント公演について。

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個展

小林賢太郎がコントや演劇のためにつくった美術展 ▶︎
小林賢太郎の「本」展 ▶︎
   

■東京 表参道 スパイラルガーデン スパイラル1F
・2014/09/19〜10/05
 会期中無休 11:00~20:00
 入場料:無料

■福岡 三菱地所アルティアム イムズ8階
・2016/01/21〜03/13
 入場料400円
 ※会期中はその展覧会の購入チケットを見せれば何度でも入れる。三菱地所アルティアム イムズ会場の特徴。

■仙台 せんだいメディアテーク
・2016/05/07~05/17
 開場10:00/閉館19:00(入場は18:30まで)
 入場料:一般=900円 高校生・大学生=700円 小・中学生=500円 小学生未満無料


私は福岡で堪能。
開催期間が長かったにもかかわらず、1回しか行けなかったことが残念でならない。

入り口で迎えてくれたのはノケモノのカメレオンちゃん。とてもいい味出していた。
会場内は賢太郎さんの手による貴重な絵や小道具、実際に着用した衣装やセットなどで所狭しと埋め尽くされ、まさに天国。 とてもありがたいことに、それらは結構な至近距離で見ることができた。

衣装を前に「これ本当に着用したんだなあ」とドキドキしたり、緻密な絵の数々に目を奪われたり。 会場を巡りながら自然と目頭が熱くなった。賢太郎さんご本人は勿論のこと、賢太郎さんが作り出す作品そのものにも、私は夢中なんだなと再認識したひとときだった。

因みに、小林みくじは「生大吉」をゲット。
キュートなうどんから「彼を誘ってみませんか」とすすめられるヤツだった。


《関連》
▶︎ SPIRAL News Letter
▶︎ 表現し続ける「小林賢太郎」の独自の世界観
▶︎「小林賢太郎がコントや演劇のためにつくった美術 展」で生の手仕事に触れる
▶︎ せんだいメディアテークで小林賢太郎さん企画展 舞台用に制作した美術一堂に


   

■名古屋 ナディアパーク・デザインセンタービル 4F
・2019/07/11~07/21  11:00~19:00(入場は閉館30分前まで)会期中無休 500円

■東京 T-ART HALL(天王洲アイル駅)
・2019/10/30~11/10
 11:00~18:00(最終入場17:30)


『こばなしけんたろう』の発売を機に開催された展覧会。
漫画や小説の原稿や制作資料、学生時代からのラフスケッチなどの展示、 アトリエの再現コーナー、胡粉粘土で製作されたハナウサギ像の展示、グッズの販売などが行われた。 年末からツアーが始まる「うるう」関連の展示コーナーもあり話題を呼んだ。

当時Twitterで「本」展/公演を前にイベント用アカウントが開設され、スタッフ発信で日々展覧会の情報がアップされた。 現在、このアカウントはKKA「小林賢太郎の遊び」にシフト。月2回のペースでペライチ漫画「ハナウサカイグリ」がアップ(本人更新)されている。

「本」展で初お披露目となった頭部がBOOKの「本さん」は「自画像」とのこと。 実を言えばこれは私には衝撃だった。長い間「鼻兎」こそ「小林賢太郎」だと思い込んでいたからだ。

スイッチインタビューで林檎さんが「コバケン兎だと思っていた」と口にした様に、鼻兎は賢太郎さんの世をしのぶ仮の姿だと私も信じていた。 確かに単行本最終回で賢太郎さんとしか思えない人物とハナウサちゃんとのツーショットが描かれ、 両者は会話もするのだから「同一人物ではない」との見方もあるけれど、この表現こそ「自分自身との対話」だと解釈していた。 私には今でも、この感覚が大きく外れているとは思えない。

「鼻兎」は時を経て、賢太郎さんの分身から共に歩むパートナー「ハナウサギ」へと変化したのではないだろうか? 自画像「本さん」の登場をきっかけに。 これまで賢太郎さんが自分以外の「何か」を通して語って来た言葉達も、これからは「本さん」自らが発信していくのだろう。


「本」展ではスタッフの皆さんが制服として「ハナウサ書房のロゴをあしらったエプロン」を着用。かなり可愛い。 このスタッフエプロンは含まれていなかったものの、グッズが充実した展覧会で、ハナウサ書房柄のマグカップやTシャツが販売されていた。 ランチトートは表がお茶してる正座姿のハナウサちゃん正面像、裏はその後ろ姿がデザインされており、そのキュートさで会場では早々に売り切れに。 その他「小林賢太郎がコントや演劇のためにつくった美術展」でも登場した「おみくじ」ガチャも設置され順番待ちの長蛇の列ができていた。


名古屋では展覧会の会期中に同じ建物内で「本」公演イベントが行われたが、東京では「本」公演上演後、少し期間を空けイベント公演とは別会場で展覧会が開催された。

名古屋と東京では展示物も若干違ったようだ。特に「アトリエの机」を再現したブースは名古屋では「東京のアトリエ机」バージョン、東京では「森のアトリエ机」バージョンが再現された。
この机に置かれた「三男の鉛筆けずり」としばし見つめ会ったのもいい思い出。 名古屋でアトリエ机に鎮座していたハナウサちゃんが、途中からずっと後ろ向きだったのがどうしてなのか気になる。

また東京「本」展会場では、椎名林檎さんとの対談「SWITCHインタビュー 達人達『椎名林檎×小林賢太郎』2019/11/30:NHK Eテレ放送」の撮影も行われた。


因みに、名古屋「本」展では、初日をはじめ数回、賢太郎さんがランダムに会場に現れたらしい。
私は遭遇できなかったけど幸運なお客さんはわりといたようだ。賢太郎さんは一緒に会場を巡り自ら作品解説のガイドをしてくれたらしい。人づてに聞いた中でも、この話がとても印象に残っている。 アトリエ机を再現したコーナーの「11ぴきのねこ」の絵本を手に取りながら話してくれたそうだ。

馬場のぼるさんの描く絵が好き。
会ったことないけど、先生だと思ってる。

痺れた。唯一無二の作品を生み出す賢太郎さんにさえ憧れの人がいる。
・・・っていうか、賢太郎さん、まさに私は貴方に同じ感情を抱いています。


《関連》
▶︎ デザイン情報サイト[JDN] 小林賢太郎の「本」展
▶︎ 国際デザインセンター 小林賢太郎の「本」展
▶︎ ステージナタリー 小林賢太郎&椎名林檎がNHK「SWITCHインタビュー」で対談
▶︎ ステージナタリー 小林賢太郎&椎名林檎がNHK「SWITCHインタビュー」で対談






イベント

K.K.P. 副音声ライブ!『TAKEOFF〜ライト三兄弟〜』神戸公演 ▶︎
K.K.P. 副音声ライブ!『TAKEOFF〜ライト三兄弟〜』東京・広島公演 ▶︎
小林賢太郎の「本」公演 ▶︎
Dewar’s Room Special Story「D氏を待ちながら」▶︎
   

『TAKEOFF〜ライト三兄弟〜』を劇場のスクリーンに映して生解説

■神戸 新神戸オリエンタル劇場 ※おみやげ付き
・2017/11/24 会場14:30 開演15:00 5000円 ゲスト:辻本耕志
・2017/11/24 会場18:30 開演19:00 5000円 ゲスト:久ヶ沢徹/辻本耕志


新神戸オリエンタル劇場は『TAKEOFF〜ライト三兄弟〜』が最初に上演された思い出深い劇場。
通常、劇場という施設は向こう2〜3年先まで予定がびっしり詰まっているものだ。直前に抑えるのはとても難しい。 ところがこのイベントの話が持ち上がった時「賢太郎さん自身のスケジュールも空いている11/24だけが奇跡的に空いていた」とのこと。
まさに運命。開催すべくして開催の運びとなったイベント「K.K.P. 副音声ライブ!」。

新神戸オリエンタル劇場は客席の席番に特徴がある。 多くの会場はステージ側からA列、B列〜と前方からアルファベットの若い順で座席配置されているものだが、この劇場は後方出入口側がA列で最前列はQ列。 かくゆう私もチケットが届いた時に「後方だ」と思っていたら5列目だったという嬉しい誤算あり。 …というか、あのチケット争奪戦の中、中に入れたことが既に奇跡だったと思う。

個人的には、憧れだった「ダダダダッ、ダッ、ダッ、ダッ、ダダッ」を演者3人と共にやれたことが何よりの思い出。 『TAKEOFF〜ライト三兄弟〜』は、チケットが有りながらリアルタイムで観劇できなかった苦い過去もあり、本当に本当に嬉しかった。


また当初は、1日限りのイベントのつもりだったようで、グッズも会場での売り切りを想定していたのだろう。 目玉のパーカーを皮切りに早々に売り切れてしまった。会場ロビーで泣き出すファンも出る状況となり、後日、公式通販でグッズ販売が行われた。

なお、新神戸オリエンタル劇場は同年12月に閉鎖され、現在では「AiiA 2.5 Theater Kobe」に生まれ変わっている。

《関連》
▶︎ K.K.P. 副音声ライブ!『 TAKEOFF ~ライト三兄弟~ 』を劇場のスクリーンに映して生解説
▶︎ 追加公演が決定しました!


   

『TAKEOFF〜ライト三兄弟〜』を劇場のスクリーンに映して生解説

■東京 AiiA 2.5 Theater Tokyo
 《出演》小林賢太郎/久ヶ沢徹/辻本耕志 《ゲスト》竹井亮介
・2018/08/24 会場14:00 開演15:00 5000円
・2018/08/24 会場18:00 開演19:00 5000円
 
■広島 広島JMS アステールプラザ 大ホール
 《出演》小林賢太郎/久ヶ沢徹/辻本耕志
・2018/10/06 会場16:00 開演17:00 5000円


西日本豪雨災害が起きてまもなく企画されたイベント。
チャリティーグッズ販売、募金箱の設置を行い、その支援金は日本赤十字社を通じて役立てられた。 「今、自分にできること」のひとつの答えとしてイベントを企画すると共に、YouTubeでKKP公演『TAKEOFF〜ライト三兄弟〜』を無料公開。 途中数ヶ所広告が入る設定とし、広告視聴で得られる収益を全て寄付。「あなたの再生が被災地支援に〜」と広く視聴協力を求めた。

なお、東京公演では終演後、ロビーで出演者・ゲストがハイタッチで観客を送り出す企画も行われ、夜公演後のみ賢太郎さん自身もその列に加わった。 ファンにとっては想像を遙かに超えた夢のような一瞬。Twitterが一時「小林賢太郎とハイタッチ」の話題で騒然となった。

広島公演は1回のみの開催。当時は台風の影響で遠方からの参加者は「飛ぉ〜べ〜〜〜っ!」と念じつつ自身が乗る飛行機の離陸を待ったと聞く。 そんなところもとても「TAKEOFF」らしいイベントとなった。因みに心配性な私は、前乗りし広島を満喫。そこは想像以上にカープの街だった。

《関連》
▶︎ メディアスパイス K.K.P.「TAKEOFF」上映イベントで小林賢太郎、久ヶ沢徹、辻本耕志がトーク


   

■出演:小林賢太郎/辻本耕志

■名古屋 ナディアパーク デザインホール
 ・2019/07/18 開場18:00・開演19:00
 ・2019/07/19 開場13:00・開演14:00
 ・2019/07/19 開場18:00・開演19:00
 ・2019/07/20 開場12:00・開演13:00
 ・2019/07/20 開場17:00・開演18:00

■東京 日本教育会館 一ツ橋ホール
 ・2019/10/07 開場18:00・開演19:00
 ・2019/10/08 開場12:00・開演13:00
 ・2019/10/08 開場16:00・開演17:00


「本」がテーマのこのイベント、出演の二人は本屋の店員をイメージしたチノパン・エプロン・スニーカー姿で登場・・・というか賢太郎さんは「本」さんの姿そのもの。 つい先ほど展覧会会場で出迎えてくれた「本さん」は、やっぱり「賢太郎さん」なのだと改めて感じさせられた。

ネタバレにならない程度でイベントの内容を少し。
賢太郎さん作の紙芝居の読み聞かせに始まり、出版されたばかりの「こばなしけんたろう」の解説、ハナウサギのこと、翻訳と「オレ、カエルやめるや」の朗読など盛りだくさん。
ホワイトボードを使った「ハナウサギの描き方」講座は大変な盛り上がりを見せ、ベースとなる輪郭「○(まる)」は正円にはしないという形へのこだわりにも感動した。

名古屋公演は展覧会の会期中に同じ建物内でイベント公演が行われたが、東京公演は公演後、少し期間を空け別会場で展覧会が開催された。 そのためか東京「本」公演ではイベントの中で「小林賢太郎の自画像:本さん」による展覧会会場までの道案内スライドが上映され話題となった。

今にして思う。当時、既に本人の中ではパフォーマー引退は決定事項だったのだろう。だからこそ、このタイミングで「自分のアバター」を 紹介したかった。「個展の展示&イベントの出し物」として自然に、そして「本さん」が時間をかけてじわじわと確実に人々の中に浸透していくように。

《関連》
▶︎ 中京テレビクリエイション 小林賢太郎の「本」公演
▶︎ 小林賢太郎の「本」公演 ~絵本と漫画と短編小説の、読み聞かせとメイキング話~


   

ウイスキーブランド『デュワーズ』のキャンペーン「Dewar’s Room」。
構想から完成まで約2ヶ月。1日1組、5日間の期間限定プログラム。宿泊希望の応募件数は7000件以上にものぼった。「D氏の部屋」デュワーズルーム に、バトラーが定期的に届ける「D氏からの手紙」により物語が展開。タイムラインに沿ってストーリーが進行する体験型エンターテインメント。




■脚本・監督 小林賢太郎
■撮影 松井康一郎
■編集 松永ホマレ
■演奏 近藤研二
■衣装 伊賀大介
■出演 南大介
■撮影協力 富士屋ホテル

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2022/12/01

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