■演目：スポット／タングラムの壁／アナグラムのあなぐら／ひみつぼ／ない／怪獣のお医者さん／線上の手男／うるうびと／大きなお土産

自身のブログでも「ポツネンの集大成」と明言した意欲作。『SPOT』のアップグレード版。

『THE SPOT』の全国ツアーは06/03の名古屋公演で終了予定だったけれど、 東日本大震災の影響により、地震発生の03/11〜03/14の東京公演を中止、後日振替公演が行われた。 但し、06/23の振替公演は賢太郎さんの左手負傷により08/14に再延期された。
なお、仙台公演は当初05/18〜05/20の予定が、劇場（仙台市青年文化センター）が被災したため 一旦中止となり、その復旧を待って08/17〜08/18に上演された。

震災後、賢太郎さんは「こんなときに娯楽とされる舞台公演を行うことの是非」について葛藤するも 「自分がやるべきこと」「自分にしかできないこと」で貢献しようと「舞台に立つ」ことを決断。
ツアー再開後の公演会場には被災地支援の募金箱を設置。 公演アンコールでは東日本大震災について触れ「西日本の皆さん、出番です！」との呼びかけも行った。 客席からは暖かく大きな拍手が沸き起こったと伝わっている。 寄せられた募金は、公演の主催：TBSラジオを通してJNN・JPN共同災害募金へ送られた。

また、演劇雑誌「演劇ぶっく」によるチャリティオークション（収益は東日本大震災の義援金に充てられた）にも参加。 アニキこと久ヶ沢徹氏の発案によるもので、賢太郎さんから「演劇ぶっく」へ声かけをしたという。 因みに賢太郎さんは「ポツネンの衣装の帽子」を出品。


《イチ推し♪》
全ての作品が本来そうあるべきだけど「THE SPOT」に関しては、何が何でも絶対に「全編通しで見るべき」公演。 何度観てもその度に感動するとはいえ、初めて観た時のあの衝撃は言葉では言い尽くせない。通しで観る至福を、全人類に味わって欲しい。

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