カジャラ

フライヤーの裏面に「カジャラ」についての解説が書いてあることも話題となった第二弾。
日経ホールで観劇した際、地下で食事をしたのだけれど、店員さんから「これからカジャラですか? ものすごく面白いらしいですね!」と言われたのが、この公演で嬉しかった思い出のひとつ。

因みに「カジャラ#2」を観て以来、私の中にも「オレランド」爆誕!


■出演:久ヶ沢徹/竹井亮介/菅原永二/辻本耕志/小林賢太郎

■演目:オレランド/毒と鍛冶屋ら/尋問/RIFUZIN/社長の例え話/馬鹿部長馬鹿部下/さ行の名刺交換/丘を越えゆこうよ/入れ替わる社長/考える人/バニーガード/裸の王様 ~春夏秋冬~


東京公演 2017/03/15〜03/28 銀河劇場
豊橋公演 2017/04/01〜04/03 穂の国とよはし芸術劇場PLAT
大阪公演 2017/04/08〜04/16 サンケイホールブリーゼ
東京公演 2017/04/25〜05/03 日経ホール
静岡公演 2017/05/09〜05/10 グランシップ中ホール

■テレビ放映:2017/12/17(NHK BSプレミアム)




シリーズで唯一テレビ放送された カジャラ#2「裸の王様」。理由は何であれとても嬉しかった。
この放送のドキュメンタリー部分がまた最高で、貴重な話をたくさん聞けて本気でありがたかった。 こんな時、私は自分の強欲さを感じずにはいられない。#4までの全公演、放送して欲しかったぞ。


コント全12作品はどれもみんな面白い。中でも強烈にツボったのは「丘を越えゆこうよ」ジワる。 そして気づいたらステップ踏みつつ口ずさんでるよ、私。コントがしっかり日常に浸透している。

「RIFUZIN」も、ほんっとーーーに大好きだ。究極に馬鹿馬鹿しいのに何故だろう、血湧き肉躍る。 巷では「RIFUZIN・婦人」も頻繁に開催されており、私も「いつの間にか」リング上で激しく戦っている時がある。ちくしょう!次は勝ーつ!!

「毒と鍛冶屋ら」では、袋菓子にちょっと詳しくなった♪今日はルーベラにしようかな。


「考える人」もとても面白い、というか全シーンに相槌を打ちたくなるくらい激しく共感を覚えた。賢太郎さんから頭の中を覗かれているような気持ちにさえなった。

あの日、駅舎見たさに新幹線ではるばる「5時間」かけてたどり着いた東京駅、からの日経ホール。きつかった。自分の体力を過信し過ぎていた。 その他の移動時間も含めると、6時間以上乗り物に乗っていたことになる。人はずっと同じ姿勢でいちゃダメだと身を持って知った。しかも日帰りの旅、帰りも新幹線5時間だ。馬鹿だった。 以降、東京方面へ赴く時は全て飛行機。何事も経験だ。

そんなこんなで(自分のせいで)やっとの思いでたどり着いた日経ホール。 端の方ではあったけど、なんとお席が1列目。一瞬で疲れが吹き飛んだ。

しかも「考える人」の後半では、すぐ目の前に、それもかなりな至近距離に横たわる賢太郎さんが・・・。 あまりのラッキーさに、影絵の演技をしている賢太郎さんの美しい「手」本体に見入ってしまった。 賢太郎さんが見せたいのはそこじゃないとはわかってるけど、 実際に腕を動かすその使い方をガン見できて「そんな風にやるんだ!」と、とてもワクワクした。


「バニーガード」は、どうしてもまっさらな気持ちで観ることなんてできなかった。それはもう仕方ない。だって、あの「大吟醸」に再会できたんだもの。 すっかり立派になって・・・。
登場シーンでは彼を迎える客席の熱狂ぶりが凄まじくてテンション爆上がり。 何故か彼のここまでの人生を知っているような、しみじみとした気持ちになったのも不思議な感覚だった。そして、

「月桂冠」優勝!

ぶっちぎりだったね。「大吟醸」がいてさえなお、ぶっちぎりだったよね。キャラ強っ。
アニキ以外にはあり得ないハマり役。当て書きしているのはわかっていても、激ヤバで無敵過ぎた。 因みに、私は以降「鮭茶漬」を名乗っている。


「裸の王様 ~春夏秋冬~」の「ハカ」がとても好き。「グリーンセンチュリーレジデーーーンス」が、なんであんなにカッコ良く見えてしまうんだ? 凄いよ!凄すぎる!見せ方次第で、元の素材からは思いもよらない「超絶カッコ良い」ものが生まれる。これが賢太郎さんの表現。痺れた。





2022/12/01

大人たるもの裸の王様働けど働けど怪獣たちの宴無関心の旅人カジャラジオ