マラカスとカタイヌ

「♪基本的には、お前が悪い!」ソングとキレッキレの二人のダンスが印象的な「バースデー」

センセーショナルなのはこのダンスだけではない。互いの葛藤を『心の声』として音声で流しそれに合わせて動くという、 舞台よりもテレビドラマを思わせるような表現手法も面白い。


第9回公演:鯨 バースデー




キャラ設定も絶妙。登場人物はそれぞれに自分勝手。お互いを思い合っているようでいて実は自分のことしか考えていない。 でも何故か二人の間には不思議な信頼関係が築かれている。似たもの同士?

バースデープレゼントかもしれない荷物の中身について語る「小林青年の妄想」は規格外で大好きだ。 そこまでずうずうしい人なんて現実にはいないだろうに、いつの間にか見る側も彼のペースに乗せられて、その状況をすんなり受け入れてしまっている。


そして何と言っても「カタイヌ」の存在。
そんなものはいないのに、いるような気にさえなる。むしろいて欲しい。


普段の生活で、誕生日プレゼントを前に「カ・タ・イ・ヌ〜?」とやってみたいところだけど、私はいまだその勇気を持てないでいる。 相手が「ラ」の民でなければこの行為は成立しない。 更に横並びに並んで、マラカスを手に「きっほんってきっにはっ♪」とやってみたいところだけど、こちらもまだ試せないでいる。 人の目というハードルは、思った以上に高いものだ。

そんなシャイな私だけど、自分の部屋ではパワー全開。マラカスはないのでしゃもじで代用。仁さん&賢太郎さんと共に踊っている。但し、キレはない。


▶︎ 鯨 DVD




2022/12/01

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