第2回公演：箱式第二集　1998/11/28～11/29（シアターＤ）


■演目： 命名投票／タカシと父さん／ジョバンニベーカリー／かわいそうなピンクの子犬コロチンの物語／毛人形／日本語学校（イタリア編）／コスプレ／現代片桐概論

「かわいそうなピンクの子犬コロチンの物語」「毛人形」「日本語学校（イタリア編）」の3作品には、耳なり（後に・パパロア）の2人と、室岡悟氏がゲスト参加。
ライブハウス「シアターＤ」でステージに立ちつつ、テレビ出演や、ラジオ番組のパーソナリティを務めるなど、活動の場が広がった時期。


《イチ推し♪》
「現代片桐概論」
初めて見た時の衝撃たるや。何もかもが新鮮な驚きで満ち溢れていた。
後に「特別公演：零の箱式」でも上演されそのDVDにも収録されたが、残念なことに公式からYouTubeへ「零の箱式」の動画はアップされていない。 同じく同コントを収録した「爆笑オンエアバトル／ラーメンズ」でもビデオ・DVDは発売されたが、いずれも廃盤。

この作品との出会い以前に、実は私は「金髪先生」で賢太郎さんの存在は知っていた。しかも「コバヤシ君」推し。 なのに「金髪先生のコバヤシ君」が「ラーメンズの小林賢太郎」と同一人物だと気がつくのは、もっとずっと先のこととなる。 人の顔をなかなか覚えられない私らしいと言えばそれまでだが、当時の私の頭の中でこの情報が紐づいていれば…と、残念でならない。

また「現代片桐概論」や「タカシと父さん」にも見られるラーメンズらしさのひとつ「一人が演じ、もう一人は何もしない」形式が この時期には既に確立されていたことに改めて戦慄を覚える。

後にこの形式について「やってはいけないことではないのに、誰もやっていないこと」という主旨の話をしていて、構成力のみならず分析力にも秀でた人なのだなと感動した。

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