私の言葉が見えますか 珠玉の三部作

面白い!何、この設定! 声が「聞こえる」ではなく「見える(感じる)」


思うだけで思考全てが相手に伝わる。そのテレパスのようなシステムに私はずっと憧れ続けている。 但しコントの中でもそうだったけど、流す情報を選別できないのなら話は別だ。 万が一、世界中の人とうっかり繋がってしまったら、こめかみにロバ。

ステージ上では、仁さんと賢太郎さんがパーテーションも何もないところに横並びに立ってるのに、 二人が別々の空間にいることがすぐに理解できる。何かもう見せ方からしてスゴイ!


公演冒頭の「私の言葉が見えますか」、中盤の「私の言葉が見えますか(弱気)」、ラストの「私の言葉が見えますか(完結)」、この三部作が 強固な屋台骨となり公演全体を支えている。個性派揃いのコント達を、この三部作がグッと引き締めてもいる。

特に私は、真ん中の「弱気編」の二人がとても好きだ。賢太郎さんのキャラの手の動きの細やかさは必見だし動きも最高。 中でも「出過ぎたマネを」のところは強烈にツボ。

面白さの根底にはセリフや脚本の構造など作品が元々内包している部分もあるけれど、実際にそれをどう解釈しどう演じるかで仕上がりはまるで違うものになると思う。 賢太郎さんは「当て書き」をするとは言うけれど、だとしてもやっぱりこの二人、物凄く芝居上手いよなぁ〜と唸ってしまうのだ。


私は賢太郎さんの発想が大好きだ。もしも創作活動中の賢太郎さんの思考が、こんな風にダダ漏れで流れ込んで来たとしたら、それはもうパラダイスだよね。



第7回公演:news 私の言葉が見えますか



第7回公演:news 私の言葉が見えますか(弱気)



第7回公演:news 私の言葉が見えますか(完結)



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2022/12/01

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