「小林賢太郎のノート」について、日々思うこととか感想とか。
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2023年
2023/02/25(土)
「 note 」 という場所について のこと
note
2023年2月23日 17:00更新 祝・連載100回
カテゴリー:小説・エッセイ・漫画
連載100回記念、おめでとうございます。
賢太郎さんのnoteがスタートしたのはついこの間だったような気すらするのに、今年でもう3年目!
うかうかしていると時間はあっという間に過ぎ去ってしまうものなんだなと、半ば驚愕を覚えつつこのブログを書いている。
何が一番衝撃かと言えば「小林賢太郎のノート」が2021/01/05に始まってからのまる2年の間に賢太郎さんはコツコツと積み重ね、
既に100記事を発表しているのに、私はと言えば、それを享受するのみに甘んじでいたことだ。
私自身はその間に何も成せていないことに、今ショックを受けている。やりたいことを何とか形にできているのは、唯一このブログだけなのに
これは記録&日記で『創造』ではないのが辛いところだ。頑張れ自分!!
さて「noteという場所を選んだ理由についての話」が記された今回。
私は何とも言えない思いでこの『「 note 」という場所について 』という記事を丸ごとギューっと抱きしめたくなった。
正直なところこの感情を言葉にするのはとても難しい。それでも書かずにはいられない思いが溢れ出す。
「パフォーマー引退」も「芸能界引退」も「あの夏の日」のことも、私にとっては人生観を一変するような出来事だった。
ことに「あの夏」については、あんな理不尽なことがまかり通るのかと、この日本という国そのものに失望もした。
祖国を愛せなくなるという、それまでには想像すらしたことがなかった感情を知った。
今もそれは変わらないし、愛国心が色褪せてしまったことについては、これはもう仕方のないことだとも思っている。
私はたまたまこの日本という国に生まれた、ただそれだけ。
この感情について、時間が何かしらの変化をもたらしてくれるのかは今の私にはわからない。
賢太郎さんが「書く」ことで自分を見つめ直したように、私もこうやって「書く」ことで今の自分を再認識しているのかもしれない。
パフォーマー引退で直に観客の反応が届くことがなくなった今、作品への反応はnoteを介して賢太郎さんへ届く。
Twitterなどの他の媒体を介する場合もあり得るけれど、他のSNSは「ハナウサカイグリ」へのリプライ以外は、
エゴサしてくれないことにはご本人には届かないんじゃないかな。
noteというプラットフォームのいいところは「コメント欄」や「クリエイターへのお問い合わせ」という機能を兼ね備えていること。
こうした「観劇後のアンケート」と同等の役割を果たすものが用意されているのはとてもありがたい。
更にいいのは、感想や質問をアップするタイミングを自分で決められることだ。
劇場でのアンケート記入では時間が限られることもあり、考えがまとまらないまま感想を書かなければならず、
後日激しく後悔したりしたものだが、noteの「コメント欄」であれば後日上げ直すこともできるし、何度でも投稿できる。
昨日と今日では見え方、感じ方が違うなんてことはザラなので、私は時々ひとつの記事に数回投稿したりもする。
せっかくそういった場があるのだから、チャンスがある限り「何を感じ何を思ったか」は伝え続けたい。
たとえ自分の受け止め方がどんなに稚拙であったとしても。
作品への反応を知る手がかりのひとつでもある公演アンケートは、回収後すぐ目を通して翌日のステージへ反映させるのだと以前目にしたけれど、
だとしたら千秋楽のアンケートはどうだったのかな。打ち上げの時に回し読みしたりしたのかしら。
ファンレターやプレゼントは公演後やその時々に関わっているプロジェクトがひと段落し、賢太郎さんに
時間の余裕ができてから本人に届けられるのだと後に聞いた。
ならば私のファンレターは例え無事にご本人まで届いていたとしても、かなりな賞味期限切れな状態だったのだなと
出したことが逆に恥ずかしくてたまらなくなったりもした。
その点、noteはもっとスピーディーな気がする。
とはいえ、コメント欄への感想を読むタイミングなんて知るよしもないから、ファンレターと同じと言えば同じなのだけれども。
それでも少しだけ、距離が近くなったような「錯覚」を感じられるのはちょっと嬉しい。
ラーメンズ、KKP、ポツネン、KKTV、それぞれの時代を経て、コロナ禍さえなければ
おそらく今もなお続いていたであろう「カジャラ」の後に走り出した「コントロニカ」。
この「架空の劇場」も永遠ではないかもしれないけれど、それでも今は産声をあげたばかりのこの場所で、
賢太郎さんが生み出す「何か」を受け取れる、その術があることそのものがとても嬉しい。
それに並行するように走り続ける「小林賢太郎のノート」
いつかこの「 note 」という場所がきっかけで、読者の誰かが賢太郎さんの作品づくりに関わる未来もあり得るって、
とんでもなく素晴らしいことだと思う。そこにはきっと新しい風が吹く。
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